日本酒が好きでもっと日本酒について知りたい!そう思って日本酒の勉強をしている人は多いのではないでしょうか。
今回は、日本酒の知識を増やしたいと思っている方にピッタリな日本酒検定について紹介します。
他の日本酒資格との違いを説明しながら、日本酒検定の魅力やメリットについて解説していきます。
それではどうぞ!
日本酒検定とは
日本酒検定とは、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催する日本酒の知識検定です。
出題範囲は日本酒の歴史や文化、原料から造り方など幅広く、日本酒に関する基礎知識を学ぶことができます。
毎年9月中旬ごろに開催され、2022年は9月10日(土)に全国8都市で実施されます。
日本酒検定は、下から3級・2級・準1級・1級の4段階になっており、1級は準1級合格者、準1級は2級合格者、2級は3級合格者のみ受験することができます。
僕は2級を持っているので今年は準1級取得を目指して勉強中です!
また、日本酒検定3級のみCBT受検が開催されているためいつでも受験可能です。
CBT受検に興味のある方は、SSIの日本酒検定に関するページをご覧ください。
他の日本酒資格と比較した日本酒検定の注意点
他の日本酒資格と比較したときの日本酒検定の注意点はこの3つです。
- テイスティング(試飲)試験がなく筆記試験のみ
- 認定資格ではない
- 消費者向けの日本酒資格
日本酒検定には、日本酒の味わいを実際に飲んで判断するテイスティングは検定内容に含まれません(テイスティングに関する知識は学びます)。
さらに日本酒の知識を有しているかどうかを問う検定であり認定資格ではありません。
そのためテイスティング力を鍛えたい方や、唎酒師やSAKE DIPLOMAのような認定資格を取得したい方には適していないため注意が必要です。
また、日本酒検定はもともと消費者向けのため、日本酒を飲むのが好きな人が受けるべき検定です。
資格名 | 主催団体 | 受験対象者 | テイスティング | 筆記試験 |
---|---|---|---|---|
日本酒検定 | SSI | 消費者向け | なし | あり |
日本酒ナビゲーター | SSI | 消費者向け | なし | なし |
唎酒師 | SSI | 提供販売者向け | あり | あり |
SAKE DIPLOMA | 日本ソムリエ協会 | 明確な対象者なし | あり | あり |
日本酒検定の2つのメリット
では、日本酒を飲むのが好きな消費者が日本酒検定を取得するメリットを2つ紹介します。
日本酒の知識を幅広く学んでより日本酒を楽しめる
日本酒初心者の方は、日本酒について学びたいとき何から始めようか悩むと思います。
日本酒検定では、検定の出題範囲をカバーした日本酒の知識が学べる公式テキストが2種類販売されています(3級向け|酒仙人直伝 よくわかる日本酒、2級以上向け|新訂 日本酒の基)。
どちらもイラストや写真が豊富で、日本酒についてわかりやすく解説されています。
またこの公式テキストは唎酒師のテキストと同じものなので、唎酒師と同じ知識を学ぶことができます。
そのため日本酒の知識を深めるために、日本酒検定の勉強を始めるのは適しています。
僕も日本酒検定で本格的に日本酒について学び、より日本酒が好きになりました!
そして何より日本酒について学ぶと、日本酒を飲むのがより楽しくなります。
日本酒のラベルに書いてある山田錦や吟醸などの言葉が理解できれば、その日本酒の味わいをより楽しむことができます。
さらに日本酒の味わいを表現する幅も広がって日本酒をより深く知ることができます。
日本酒好きの証明書がお得に手に入る
日本酒検定は他の日本酒資格と比較して、取得にかかる費用が圧倒的に少ないです。
日本酒の主な資格の費用を表にまとめましたが、その差は歴然です。
資格名 | 受験料 | 年会費 | その他費用 |
---|---|---|---|
日本酒検定 | 3級(CBT)|3,650(4,650)円 2級|4,200円 準1級|4,700円 1級|5,250円 | なし | なし |
日本酒ナビゲーター | 講座参加費のみ (費用はおよそ5,000〜10,000円) | なし | 認定料|2,500円 |
唎酒師 | 通信プログラム|78,400円 オンデマンド受講コース|58,800円 | 15,900円 | 認定料|25,000円 入会金|19,000円 |
SAKE DIPLOMA | 一般、一次試験1回受験|29,600円 (3月同時入会の場合37,880円) | 15,000円 | 入会金|10,000円 (同時入会の場合0円) |
日本酒ナビゲーターも比較的安いですが、3級だけなら日本酒検定が圧倒的です。
どうしてこんなに金額に差があるのか。
それは唎酒師やSAKE DIPLOMAが認定資格だからです。
特に唎酒師は日本酒資格の中でも最も知名度が高く、提供・販売者の方に選ばれる資格です。
そのため受験料や年会費が高く少し、日本酒好きの証明書のためだけに取得するのは少し迷ってしまいます。
そんな方に日本酒検定はオススメです。
日本酒検定は認定資格ではないため年会費を払う必要がありません。
さらに日本酒検定は認定資格ではありませんが、日本酒の証明書があることは間違いありません。
実際に僕はこの資格をもっていたおかげで、日本酒関係者のみしか参加できないセミナーにも参加することができました。
「資格なんて必要ない!自分が好きならそれでいい」と思っているあなた!
資格は自分のことを知らない人が見たときの大事な判断材料になります。
日本酒のことが大好きならぜひ日本酒資格をとることをオススメします。
まとめ
この記事では日本酒検定についてメリットともに紹介しました。
日本酒検定は、日本酒の知識も学べて気軽に資格をとることができます。
日本酒について学べばさらに日本酒が好きになります。
興味のある方はぜひ受けてみてください!